不要な衣料品

こんにちは、副院長の丸山睦子です。

先日、いつものスーパーにて「不要になった衣料品を引き取り、次回の買い物で使える金券と交換」という張り紙を見つけました。

引きとった衣料品は車のシート材などにリサイクルされるそうです。これはもちろん不景気時代のスーパー生き残り策ののですが、考えてみると不要になってしまう服のいかに多いことか!

私の子供の頃(昭和の時代)、服というものは高いものでした。物価は勿論今より低かったはずなのに服の値段は普段着でも今より高かったと思います。だから服を買うことは特別なことで、できるだけ長持ちしそうなものをと、じっくり考えて買ったものです。

最近はなかなか何年も着られる服がありません。去年の服を出してみるとなんとなくもう古い気がしてしまいます。古くても良い物を長く使うという生活。

憧れますが実際はとても難しいことです。

自分の身の回りのものを大切に使うということ。

丁寧な生活というものについて考えていていと改めて思いました。

ORAL ECOLOGY PLAN 

 院長の丸山誠二です。今日からブログが引越しになりました。以前より容量が大きくなり更新しやすくなりました。

 さて今回は引越し第一回目ということで、堅い話になりますが、ちょっと真面目に書きたいと思います。

生物が生きるためには生息空間(biotope)という環境が必要です。その環境は刻一刻と変化しています。環境の変化により生態系(Ecosystem:エコシステム)が崩れることがあります。生態系は「生物・環境間の存在するあらゆる状況」と定義されそれを科学的に扱う学問を生態学(Ecology:エコロジー)と言います。

各々の生物は、それを取り巻く環境を作り上げる他のあらゆる要素との間に、進行的・継続的な関係をもちます。人類がより永く生きていくためには、環境を科学的に捉えていく必要があります。 

 日本社会は、著しい経済発展を遂げてきました。しかし経済発展の陰には、私たち日本人は多くの環境を犠牲にし失い、生態系を崩してきました。この世の中の流れが、患者さんのお口も中にも縮図としてかいま見ることができます。私たち歯科医はこれまで治療という名のもとに患者さんの生体組織をあまりにも安易に取り扱っていたのではないでしょうか。虫歯を見れば短絡的に歯を削り人工的な修復物で補うことを当然のように行ってきました。しかし長い経過の中でそれらの多くは再治療を余儀なくされ、最後には歯の喪失へと向かって行きました。
 
 このようなことを踏まえ丸山歯科医院は、お口の中全体をひ一つの生態系と考え、虫歯菌、歯周病菌、歯肉の厚さ、歯を支える骨の状態、歯の本数、咬合力、かみ合わせ、噛み癖、修復材料・・・・などあらゆる要素を科学的に捉え、生涯に渡り健康的な食生活が出来ることを目指すことにしました。このことを今の世の中の姿と照らし合わせ ORAL ECOLOGY PLAN と名付けました。
 今後もお口に優しい歯科治療を目指して頑張ります。それが地球に優しい活動となるのです。