下部温泉旅行記

 こんばんは、歯科技工士の杉山です。

山梨県に下部温泉郷というところがあるのをご存知ですか?武田信玄の時代からあるそうで

大変歴史ある温泉のようです。たまたま七年ぐらい前に、本栖湖から52号腺に出て家に帰ろう

として、車で走っていたらこの温泉が目に入ってきました「こんなところに温泉郷が、あるんだ

ちょっと寄ってみるか。」私と妻は、車で温泉郷に入っていきました。

中に入ると、何とそこは、昭和時代にタイムスリップしたようななんとも不思議な湯治場でした。

Photo 二十代の頃、(現在五十代)読んだ夢野久作の

「氷の涯」という短編小説で、内容はほとんどおぼえていませんが、第二次大戦下の中国で、

日本軍の基地で、軍人と、軍で働いていた日本人の女性が、何かとんでもないことをしでかして

軍に居られず(このへんがまったく憶えていない。スイマセン。)二人で、死を覚悟で猛吹雪の

中、そりに乗って旅に出るというおはなしなんですが、この最後のくだりがひどくロマンチックに

思えて、ここだけが印象にとてものこっています。

何をいいたいかというと、この下部温泉の雰囲気は、(何かやらかして身を潜めて暮らすには

この場所しかない。)というようなくらい隠れた温泉郷なのです。

(下部温泉に在住の方たちスイマセンほんとに良い意味でですよ。)

このときに私は、どうしてもここに泊まってみたくなり、二ヶ月後に妻と、宿泊しにきました。

Photo_2

ただし私も妻も何かやらかして、来たわけではありません。

Photo_3 何かやらかしそうな女、

ざんねんながら私の妻です。

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