こんにちは、技工士の杉山です。
今回は私の大好きな作家、阿刀田高について書いてみたいと
思います。
阿刀田高は「ナポレオン狂」で直木賞を受賞した作家です。
しかし、私としては「ナポレオン・・・」より、断然「恐怖コレクション」の
ほうが好きです。
この作品は、阿刀田高が、幼少期に体験した怖かったことや、作者が
国立図書館に勤務していた時代に、図書館で起きた恐怖。
東北地方に伝わる「ベロこんにゃく」という怖い民話を元にモチーフに
書かれた女性の心の闇のお話など、「まさに、怖い話の宝石箱や!」
という感じの本であります。
私は、この本を気が向いたときに、何度も読み返しているのでほぼ
この中に書かれているお話は、覚えてしまっています。
地味な本ですが、読み返すほどに、味が出で来る本です。
この先、生きているうちこの本を、あと何回読み返すのだろうか?