歯科技工士の杉山です。
先日、本屋さんにふらりと立ち寄ったら、なんと「七人の侍」の
DVDを売っていたのでつい衝動買いをしてしまいました。
「七人の侍」は、私が二十代の頃に父に勧められて観たのですが
不覚にも、酒を飲みながら観たために、所々記憶が飛んでしまって
覚えていないシーンがあり、もう一度素面で鑑賞したいと思って
いました。
今回は素面で、たっぷり思う存分、舐め回すようにみました。
農民たちが丹精込めて作ったお米を、秋の収穫時期になると
決まって野武士の集団が村にやって来て、米、女を略奪していくため
村人が困り果ててしまい、どうするか?
出た答えが「侍を雇って、村を守るだ。」という事になり
「米を腹一杯食わせてくれる」という条件で、物好きで気のいい侍が
七人集まって来て、村人と共に四十騎の野武士と戦うというお話
なのですが、やはり最後のクライマックスシーンは何度観ても
興奮します。
二月の一番冷え込む時に、黒沢明のアイデアで「西部劇には雨が
無い、雨で勝負だ」に決まり、消防車四台で雨を降らせ、土砂降りの
中での、野武士と侍たちの戦いは鬼気迫るシーンとなっています。
約60年前の映画ですが、現在でも十分見応えのある映画だと
思います。