衛生士 森です[E:happy01]
ダイアログ イン ザ ダーク 体験記 part 2です[E:shine]
1センチ先に何があるかわからない世界がDIDの醍醐味と言えます。
アテンドさんの案内の元、さっそく暗闇に入った私は、しばらく相方の後ろにくっついて行くことに
しました[E:sweat01]
しかし数分後、迷子に[E:sad]
まったく方向がわからず、自分がどこに向かっているのかもわからず、足が動きません[E:sweat02]
アテンドの「ちひろさん」から
『皆さ~ん こっちに来てくださーい。』 って 見えないからわからないじゃん[E:sign03]って思うけど
不思議なもので声のする方に歩いてみると、
いるじゃん ”人” 意外と近くに居たりするもんです。
DIDでは『ともちん しゃがみまーす。』 とか、人にぶつかった時は、『ともちんです。』など
声を掛けあいます。そうすると自然と声だけで誰かわかるようになってくるのです[E:up]
また耳を澄まし、今 自分がどんな場所にいるのか、匂いや感触 頭をフル回転させます。
視覚に頼らない世界が広がっているのです。
途中 様々な仕掛けがあるのですが(ネタバレのため詳細は省きますね[E:paper])
私、何回か迷子になりアテンドさんに救出[E:dash] 私をみつけてくれて ありがとう~[E:heart04]
さて終盤になると 【暗闇バー】に案内されます。
このネタはよく皆さん書かれているので ちょっとだけお話しますね。
バーに入るとテーブルと椅子があり、なんとか腰掛けることができました。
喉がカラカラな私はコーラを相方はビールとお菓子を注文しました[E:beer]
びっくりしたのは、この暗闇でウエイターさんは冷蔵庫から注文品を取り出しビールをコップに
注ぎ(泡 ちゃんとありますよ!)運んでくるのです。
グループの方は、ココア(甘~い匂いですぐわかります!)や、ワイン(赤か白か以外とわからな
いらしい)など注文していました。
事前に用意していたお金で支払いをするのですが、私は千円札で支払うことにしました。
(お札の感触って不思議ですよ~皆さんも目を閉じて触ってみてください)
『コーラは300円なので700円のおつりですね~』
もっもし、私が1万円札って言ったらわかるのかな~って思っていたのですが、どうやら
お札には長さに違いがあるとのことでした。視覚に頼った生活をしているので暗闇では色々な
発見があります。
アテンドさんから『そろそろお別れの時間です~』 私の感覚では30分位と思ったのですが、
すでに90分経過。集中していると時間の経過は早いですね。
暗闇からいきなり光を浴びるのは目にもよくないとのことで、薄暗い部屋で目を慣らしてから
いざ 光の世界へ[E:shine]
あまりの眩しさに、しばらく 呆然[E:down]
暗闇の中で五感をフルに使うので疲れたという人もいますが、私は 目から入る情報の多さに
ぐったり[E:down]
皆さんは不思議に思うかもしれませんが、暗闇の世界は私にとってとても心地良いものでした。
最初は恐怖を覚えますが、暗闇に慣れてくると目で見ることを諦め、(というか見えないので)
その他の感覚が冴えわたるようになるのです。
【見る】ではなく【みる】なんです[E:eye]
普段 気にしたことのない気づきとか、懐かしい感覚とかとにかくいろいろなことを感じることができるのです。
目が見えなくても楽しいことはいっぱいあるんです!
DIDに参加する前は”視覚障害の疑似体験かな?”と思っていましたが、言葉では言い表す
ことができない 感動があります。そして発見があります。(もっと上手な表現ができれば
皆さんに伝えられるのですが・・・)
このイベントは体験者に様々な気づきと学びをもたらす、本当にオススメです。
行かれる方は 何も意図を持たずに行かれたほうがいいかもしれませんね。そのほうが
きっと発見は多いはず[E:sign03]
体験を終えてからこの本を買いました。
DIDの深さは、簡単には語ることができませんが、私はもう一度
あの感覚を味わいたいです。
機会があれば再訪したいですね[E:scissors]