マニア

 

歯科技工士の杉山です。

私は、ほぼ無趣味なのですが、中学生から高校生の期間に足しげく通った「マニア」というお店がありました。

藤枝駅の北口にあった木造建の小さな汚いお店でした。

表向きはプラモデル屋さんなのですが、店の奥に足を踏み入れると薄暗いスペースが有りまさにこの店の心臓部で、

大きなショーケースに数々のモデルガンが飾られていたのです。

昭和時代のモデルガンは、黒くて全て金属で出来ている為、本物と区別がつきません。

当時はモデルガンを持っていると何となく「反社会的な考えを持っている人物」

といったような風潮がありました。

コルトエンフィールド そんなことはお構いなしに私はこれ等の銃器に、すっかり魅せられてしまいました。

しかしモデルガンは学生にとってはかなり高額なものでした。

ズシリと重たいモデルガンを店員さんに持たせてもらうと、その銃を持っていた映画の

主人公になった気分になり「セリフ」を口ずさんでみたくなります。

ワルサー

私は父にお願いして何丁かのモデルガンを買ってもらいました。

毎日銃を眺めたり手に持ったりして、とても幸せでした。

私は、後にも先にもあれほど夢中になった趣味はありませんでした。

現在は、昭和時代のこれ等のモデルガンを持つ事は、法律で禁止

されています。

 

モデルガンは、とても良く出来た大人のおもちゃだと思います。

当時これ等のモデルガンを、犯罪に使用した人達がいた為に、モデルガンは法律で規制されてしまいました。

現在色々な種類のエアーガンが発売されていますが、私は昭和時代のズシリと重たいモデルガンが大好きでした。