院長の丸山誠二です。
土日と空手の全国大会のコーチおよび保護者として福岡県に行って来た。
ローカル線なので、15分前に行けば良い。
夕方まで会場であるマリンメッセに居て、午後6時5分の飛行機に乗った。
7時25分に富士山静岡空港に到着。
7時55分には自宅に着き、8時からのNHK大河ドラマの竜馬を見ていた。
便利な世の中である。
さて、そんな便利な飛行機で幾つか気になった点があった。
まずは乗客の少なさである。赤字空港と言われるのもよく分かる。
効率の悪さはエコではない。乗客を増やさなければ。
ここからは歯科医師として。
まず、離陸して暫くすると、一人一人に一口サイズのケーキと飲み物が振舞われた。
私はブラックコーヒーを頼んだが、耳を澄ませて聞いていると、殆どの乗客が甘い飲み物を頼んでいるではないか。
「コラ~~~!!甘いお菓子に甘い飲み物とは何事だ~~~!甘いお菓子にはお茶かブラックコーヒーだろ!そんなことしよったら臨界pHを越し、エナメル質が溶けてまうやよ~~!」
と心の中では叫んでみたが、表情一つ変えず実におとなしくしていた私。
着陸し降りる際、客室乗務員が笑顔で一人一人に飴玉をサービスしてくれた。
殆どの人が飴玉を口の中に放り込んでいた。
「コ、コ、コ、コラ~~~~~~~~~!!!」
甘いお菓子に甘い飲み物、ようやくpHが戻りかけた所で、飴玉だと~~~、コラ~~~。
それも笑顔で・・・・・・・!!!
完全に職業病である。気になってしょうがない。
しかしFDAとしては、きめ細かいサービスを提供し乗客を増やそうとしているのだ。乗客が増えれば効率がよくなりエコになる。しかし、増えた乗客がみんな甘いお菓子、甘いジュース、さらには甘い飴玉をなめたら虫歯が増え、歯科医療材料の浪費に発展しエコではない。
エコを求めた結果、エコでなくなる。
難題??だ。
ここでプロとして提案したい。
甘いお菓子、甘いジュース・・・・・・・しょうがない、ここは譲ろう!
しかし、せめて、せめて最後の飴玉はキシリトールガムにしようじゃないか!