歯科技工士バージンロードを歩く。

 先日、姪っ子の結婚式があった。訳あってこの子は、父親がいない。

この姪っ子が高校生の時、父親が家を出て行ってしまった。その時になぜか

親戚中から、「お前が、父親の代わりをやれ。」といわれた。

当時私が、独身の40歳だったと思う。

 その時は「なんでおれが、こんなガキの面倒をみなけりゃなんないんだよ、ばからし

い。」と思う毎日だった。

 ともかく当時は、嫌でしかたがなかったこの子を、自分なりに躾けたように思う。

この子も今年で27歳になりやっと落ち着いてきた。そんな時「わたし、結婚するんで

ヨッチャン(私のこと)、バージンロード一緒に歩いて。」と今年の4月に言ってきた。

 現在は、結婚はしているが子供がいない私にとっては、まさかのサプライズ。

実際、娘の様な姪っ子と腕組んで歩いてみるとなんとも照れくさくもうれしいようなとても

複雑な思いがした。

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