無沙汰しています、副院長の丸山睦子です。
『環境問題を改善するには、人間は「環境を守る」べき?「環境をつくる」べき?』
これは中学生の息子達が、国語の授業で意見文を書く時のテーマです。
「守る」と「つくる」は似ているようで違います。
「守るのには限界がある。」
「人間が生活するためには壊さざるを得ない。」
「つくる時に、壊しているのではないか?」
「つくることにより守ろうとする意識が高められる。」
など様々な意見が出ていました。
結局はっきりした結論は出なかったようですが、
「守れるものは守るにこしたことはない。しかし、それには限界がある。だから人間が生活するためには環境をつくることも大切だ。一度壊されたものを再生するには莫大な時間がかかる。」
というようなことでした。
確かに難しい問題です。
私は「口腔環境」もまさにそうだと思いました。
「一度は解されたものを、元に戻すのは難しい。だからその時の状態にあった機能を作り上げなければならない。」 これは義歯やインプラント治療に相当します。
「しかし守れるものは守るのが一番だ。」 これが予防歯科になります。
一度失った歯を元通りに戻すことはできません。
大切な歯を守るため出来る限りの予防をやっていきましょう!